レンタルサーバーの歩き方

A8.net

Webページを作ってほしいんだけど。
と個人で仕事を受ける時にはコーディングしかする必要がないことが多く、主にディレクターさんやデザイナーさんから仕事を受けるのでサーバーのことってあまり考えてこなかったのですが。

会社のパートで仕事が降ってきた時や素人の方からWebサイトを作ってほしいんだけど。と言われたら話が違います。
サイトの構成・仕様案出し、ワイヤーの作成、デザイン、サーバーの準備、ドメインの取得、データベースの開設、コーディングを行います。
私は性根が大雑把すぎてデザインが苦手なので、デザインだけデザイナーさんにお願いします。
手が足りないときにはワイヤーもデザイナーさんにお願いしたり、システム的なところをクラウドソーシングなどで外注さんにお願いしたりします(仕様はこちらで決定します)

ここで今後サイトを運用していくお客様のお財布の負担になるかどうかを大きく左右するのが

  • レンタルサーバー
  • ドメイン

この2つだと思います。

レンタルサーバーって何が違うの?

Webデザイン会社って何が違うの?っていう質問と同じだと思っていたら大やけどします。

現在は世界中のサーバーがwwwで繋がっているので、会社は日本にあってもサーバー本体が海外にあったりします。
日本の会社ではないですが、amazonのサーバーサービス「AWS」では自分で好きな国のサーバーが選べますが、サーバーの種類だけでなく、サーバーを置いている国の治安や物価で人気が変わり、金額も違います。

しかし「Webサイト作って!」と言ってくるお客様はおおよそそういった事情には詳しくないですし、安くて、安全で、いつでもちゃんと見れるWebサイトがあればそれでいいと思います。
上手に使いこなせばAWSもとても安いのですが、AWSを設定・管理していく技術料を考えたら少し割高と自分は感じます。

日本でそこそこのサイトを作って運用するのであれば、そこそこの値段でそこそこの容量、SSL、望むのであれば回線速度(ページの表示速度)があるところを選べばそう大きな問題はありません。
その「そこそこ」が難しいのでさらっとここで紹介したいと思います。

名刺にメールアドレスとURLを載せたいので会社のWebサイトが欲しい。
更新は極力しない。

日々サイトを更新し、SEOと闘い成果を上げていくアフィリエイターの人だったら「えっ?何言ってるの??稼ぐ気ある?大丈夫?」って思う人も多いかもしれないのですが、実はこのタイプがとても多いです。
「実績掲載はしたいので自分で更新できる機能を付けてほしい。(お金をかけたくないので)そちらの手は煩わせない」と言われることは多いです。※でも結局「ちょっと教えて」で一番手のかかるタイプがこの方々だったりもしてしまうのですが・・・

このタイプだと、作りっぱなしなので容量はいらないです。メールもサーバーに溜めずにPOPでメーラーに保存していけば、容量を圧迫することはまずありません。
ワードプレスを入れても、ロリポップのライトプランで充分です。
月300円、年間契約なら1年で3000円。ムームードメインで会社のドメインをとっても.comであれば更新料の1500円を入れて年間5000円程度で維持ができます。

雑記ブログを1つつくって、それだけをじっくり更新したい

解像度の高い写真にこだわるのであれば容量は大きいほうがいいですが、日々あったことを更新していったり、ちょっと何かを紹介する程度のブログであればロリポップのライトプランスタンダードプランで充分です。
無料ブログから課金してオリジナルデザインでワードプレス使ってみたい!
という人であれば、このプランで充分です。かなりの年数を問題なく使えるはずです。

これは同じGMO系列のヘムテルさん、コノハさんも「その規模だとロリポップには勝てない」と漏らしていましたね・・・。

ガンガンサイトを量産してドメインもたくさん使ってみたい

取り扱う商材によって違うドメインを作り、オウンドメディアで集客、テストを行ってSEOやSEMに力を入れつつ成長するサイトを作りたい

こういった人には素人向けのサービスは向きません。
最初のほうで説明した「そこそこの値段でそこそこの容量、SSL、望むのであれば回線速度(ページの表示速度)があるところを選ぶ」必要が出てきます。

CMSはワードプレスのみで表示の早いサイトがいい

私個人としてはエックスサーバー推しです。
Xサーバーではよく「ドメイン1つプレゼント」キャンペーンをしているので、是非狙いましょう!!

ワードプレス専用サーバーというのも数多く存在はするのですが、
ワードプレス専用サーバーはFTPをつないでもテーマの中しか更新ができない等の縛りがあることがあり、マルチタイプの設置をしたいとか、サブドメインを使いたいとか、ちょっとした痒いところに手が届かないケースを何回か体験しています。

それを考えると、本当に安くて速いWP専用サーバーは、本当に「WP以外は運用しないぞ!」という方にしかお勧めできません。ロリポップよりも速度が速いので、ページ表示速度に拘りたい方にはいいかもしれません。(表示速度でSEO順位はあがることがあります)
ドメインがあればWPを増やせるZ.com WPあたりが良いかもしれません。ほかのユーザーもテンプレ内しか触れないので事故も少ないでしょう。

色々なブログサービスを使ってみたい

CMSといえばワードプレスが主流ですが、世界にはもっと様々なCMSがあります。
様々なブログシステムをご自身で設置するのも良いですが、サーバーシステムの知識はそこそこでAWSとかは自信がないけど色々なCMSをワンクリックインストールで試してみたい!ホームページ以外にも色々なシステムやデータベースを併用して使いたい!という方にはMixHostがお勧めです。

一時的なキャンペーンでオリジナルドメインのサイトを開設したい

イベント用にネットに情報を露出したいだけで、長期間は考えていない。
そんな方にお勧めしたいのは【ConoHa VPS】です。

なんと、使い切りのサーバーです。
初期費用は無料、時間式で利用できるので無駄がありません。
何よりも速度を売りにしていて表示も早いので、彗星のごとく現れて消えていくサイトをカバーするのにはうってつけのサーバーです。

WPの表示速度強化システム「クサナギ」をサーバーとあわせて1ヵ月無料で体験できるクーポンの配布キャンペーンをしているので、ちょっとキャンペーンサイトを作ってみたい人にはとてもお勧めです。.workドメインをお名前.comなどでとても安く入手できるキャンペーンを見かけるのであわせて使ってみると良いかもしれません。
クラウドソーシングなどの短期仕事にも利用できますね。

まとめ

よく「どのレンタルサーバーを使っていいかわからない」という質問を見かけますが、無料サーバーはやはり事故(鯖落ち)が多かったり、処理が遅かったりします。(あえて重いではなく遅いと書いてます)

有料でも管理のよくないところは多くあるので、そこそこ有名でみんなが選ぶサーバーは実績を積んできたと評価していい時代に入っています。

調子のいいサーバーを自分のサイトの身の丈に合わせて選択することは大事ではあるけど悩みこんでしまうのでは問題です。
かなり私の主観も入っているのですが、このレビューが少しでも参考になる人がいたらいいなぁ。と思うのでした。

熟知とまではいかないのですが、もしもお問い合わせがありましたらtwitter(@miyuki_dsn)はよく見ています。

コメント

  1. より:

    コトタマノマナビ

    • maiasan より:

      コメントありがとうございます。
      言霊の学び でしょうか?
      スピリチュアル系と言ったら失礼かもしれませんが、
      鵜呑みにせずそれでも静かに隣にある程度であればとても良い学問だと思っています。
      ただ、普通の人が無意識に実践する簡単な風水ですら実践できていないので「いかんなぁ・・・」と思ってます←つまり汚部屋作りが得意
      友人が霊気を扱いますが、目の当たりにするといつも不思議な気持ちになります。
      ただ、何事も「適当」が大事だと教えてくれたのも、他の「霊気を覚えようとして失敗した友人」でありました。

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